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地域のこと

第13回 多度山トレイルラン|地域が一丸となって生み出すイベントの力

2026年4月19日(日)、晴天に恵まれた三重県桑名市の多度山で「第13回 多度山トレイルラン」が開催されました。

チャレンジコース(23km)とエンジョイコース(11km)の2部門で構成され、例年900〜1,000人ほどのランナーが多度の山に集まるこの大会。スタートゲート前を埋め尽くすランナーたちの群れを見ると、その規模感がよく伝わってきます。

お伊勢参らばお多度も駆けよ — 多度山トレイルランののぼり旗
「お伊勢参らばお多度も駆けよ」。会場へと続く道にはのぼり旗が並んでいた。
ゆるゆる・エンジョイコース・本気 コース案内看板
「ゆるゆる」「エンジョイコース」「本気」——コースの案内看板が潔い。

多度に、これだけの人が集まる

私はこれまでボランティアスタッフとして2回このイベントに関わったことがあります。今年は外から眺める立場で参加しました。

「TADOYAMA TRAILRUN」と大きく書かれたスタートゲートの前に集まるランナーたち。晴れた空の下、新緑の山を背に、その数は軽く数百人を超えていました。トレイルランという競技がこれほどの人を、この多度という地に引き寄せているという事実が、ただただすごいと思いました。

スタートゲート前に集まる大勢のランナー
スタートを待つランナーたち。新緑の山を背に、会場は熱気に包まれていた。

会場には出店も並び、地元の食べ物や飲み物を求める人々でにぎわっていました。スポーツイベントとしてだけでなく、地域の「場」としても機能しているんですね。

会場の出店エリア
会場には地元の出店が並び、ランナーの家族や観客も楽しめる空間になっていた。

桑名三川商工会、デザイナー、Web、看板屋——みんなで作るイベント

協賛企業の看板を見ると、桑名三川商工会・桑名市・桑名市教育委員会・桑名市スポーツ協会をはじめ、中日新聞社・三重テレビ放送・CCNet北勢局といったメディア、そしてAVEXやmoderate、地元企業まで、実に多くの名前が並んでいます。

TADOYAMA TRAILRUNのアーチゲートと協賛企業ロゴ
ゲートには多くの協賛企業ロゴが並ぶ。地域の企業が一体となってイベントを支えている。

こういったイベントの裏側には、デザイナー、Web制作者、看板屋、印刷会社……さまざまな職種の人たちが力を合わせています。そして会場の安全を支えているのは、警察や消防団の方々です。私もかつて消防団に入っていた時期があり、今日は知り合いに声をかけてもらい、久しぶりに挨拶を交わしました。

地域の仕事と人が、ひとつのイベントのために束になっている。「町おこし」という言葉の実体がここにあるんだな、と改めて感じました。

多度大社の参道
会場のそばに佇む多度大社。静かな参道と、大勢のランナーの喧騒が同居する不思議な一日だった。

外から見てわかること

私自身はあちこちを転々としているノマドワーカーで、毎年決まった日に決まった場所にいる生活をしていません。だからこそ、こういった地域に根ざした活動を外から見たとき、素直に「すごい」と思えます。

いつかどこかに腰を落ち着けたとき、こういう活動の末端でも関わっていたいと、多度の青空の下でぼんやり考えていました。